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おたやの上からのぞいてみれば
木村

 猛暑もようやく一段落、ひと雨ごとに涼しくなって・・・と、なかなかそうはいきませんかね。残暑厳しい中、休日と、なかなか合わない晴天の日を選んで、立山三山に上高地と、涼を求めて歩いてきました。
 
 涼その1。8月中旬、今年初の立山は早朝出発もあって、大勢の登山者に囲まれて登りました。ペースメークもしやすく、ほどよく休憩、ちっちゃい子が歩き出したら「負けられない(笑)」とばかりに再出発、の繰り返しでした。午後から晴れ予報でどんより雲に囲まれ、まともな撮影もできませんでした。しかし一瞬の晴れ間に、眼下には雷鳥沢のテント群が。途中、薄手の長袖では寒いくらいの強風でしたがフリース+雨具持参で、子供たちはみんなどんどん進んで行きますから、やはり負けられない(笑)まぁ、平地では35度を超える猛暑の中、「涼しい」を通り越して「寒い」時間でした。
 
 涼その2。8月下旬、上高地。数日前から友人知人が次々と上高地に集結(笑)「朝起きられて体調がよければ」ぐらいの出発でした。太陽サンサンで夏の焼岳はクッキリ。ただ、穂高上空にのみ濃い雲が(苦笑)。こちらも、思ったほどの撮影にはなりませんでしたが、散策コースの心地よいこと!梓川の水のきれいなこと!短時間でしたが、涼しいひとときとなりました。
 
 涼その3。この時期の風物詩、風の盆。昨年は、前夜祭で鏡町、本祭で諏訪町を中心に出かけましたが、どちらも人気で、よい場所を確保するのはなかなか難しい。鏡町のおたや階段は、下から踊り手目線で見ると名物のようにも見えますが、身長が低いと見えづらく、場所によっては踊り手の後ろ姿ばかりになってしまい、しかも移動はまず無理。今年は階段の上から見られる場所を考え中(笑)。また、近年の諏訪の観客増・マナーには何かと苦言もあるようで。諏訪はやはり、シャトルバス終了後がゆっくり見られ、踊り手さんもリラックスしたよい時間のように思います。まぁ、雨が落ちなければいいなぁといったところです。

J-PRESS 2019年 9月号