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寒さv.s.暖房
小野

 朝晩冷え込むこの頃、風邪を引かないようにと暖房対策に注意を払う日々が続いています。そんな心を見透かしてか、暖房器具の宣伝メールが頻繁に来るようになりました。
 
 部屋全体を暖めたいなら石油ファンヒーターや石油ストーブ、個人で温まりたいならセラミックヒーターや赤外線ヒーター、乾燥を防ぎたいならオイルヒーターやパネルヒーター、そのほかにもホットカーペット、コタツなど用途や使用場所によって暖房器具はさまざまです。我が家でも先日、冬に備えてトイレ用に小型のセラミックヒーターを一台購入しました。
 
 しかし、暖房器具といえば気になるのが電気代です。一般的な電気料金なら1000Wを1時間使ったら22円程度でしょうか。毎日、長時間使う冬の寒い時期にはかなりの負担になります。
 
 電気代が安くて一番効果的な暖房器具は何?と電気屋さんで聞いたところ、エアコンだそうです。もちろん最新省エネタイプの。空気が乾燥することを除けば暖房能力も電気代節約もエアコンに勝るものはなし。だそうです。ただ、エアコンそのものが高い…。
 
 あと、女性や年輩の方にとって特に深刻な悩みが体の冷えです。私もこの歳になってだんだん感じ始めたのですが、体の冷え対策は暖房器具だけではなかなか解決できません。
 
 腹巻きやレッグウォーマーなど、昔は考えもしなかったものを家では身につけるようになりました。
 
 冷え対策には何がいい?と病院で聞くと、筋肉をつけることと必ず言われます。そういえば最近運動もしてないしなあ。と運動しようとしても習慣(根性?)がなかったり、体に不具合が出てきて続けるのが難しかったりします。
 
 食べ物にも気をつけようと色々調べてみると、体を冷やす食べ物、温める食べ物、調理方法、さまざまなアドバイスや注意点が出てきました。素人が一人で対処するにはストレスがたまって冷えよりも余計に体調を崩しそうです。
 
 ならば、せめて心温まるエピソードでもと、もはや暖房とは全く関係のない方向へと進むのですが、テレビをつけても何だかつらいニュースばかり聞こえてきます。
 
 先日、友人の飼っている犬のえさがきれてしまったということで、私の(犬の)えさを一日分あげたことがありました。次の日その友人の子(小学校2年生)が一人で犬を散歩に連れて行っていると近所のおばさんから、偉いわねぇと褒められてお米をもらったそうです。後日、その女の子が我が家を訪ねてえさのお礼にと、そのお米を持ってきてくれました。犬のえさが人間のえさに変わった?ことはともかくとして、正直うれしかったです。
 
 こんなエピソードが一番ホットするのかも。

J-PRESS 2015年 11月号