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 「祭」といえば、高岡では5月に御車山祭がありましたね。平日というのに昼からみんな大和のそばでビールを飲んで騒いでいました。富山でも6月には山王さんがあり、これも昼間から大騒ぎ。大人の人みんな仕事は休みだったのでしょうか。といっても、どこの町でもやっぱり祭は楽しいもの。その日は町じゅう祭一色となってしまいます。その楽しい祭を、私の知りうる中から二、三、紹介しましょう。
 
 まず、この近辺、といっても大阪ですが、有名なものは、やはり「だんじり」でしょう。この祭は話によると北と南に分かれて行われるそうです。テレビでもよく放送されているので、みなさんの中で知っている人も多いと思います。御車山祭と同じように大きい引船を50人ぐらいで町内を引くのですが、こちらは歩くというより「走る」。いかに速くせまい曲がり角を曲がれるかといった、半分レースのような感覚だそうです。で、毎年曲がりきれずに家に突っ込み、ある家では毎年同じ所をこわされるとか。一応ブレーキらしきものは車にあるらしいのですが、やっぱり車は急に止まれない。中には車の下敷きになって亡くなる方も、毎年ではありませんが結構いるようです。それでも毎年同じことをくり返し、声がかれるまでさけんであばれまわる。私の友人も毎年参加して、帰ってくると声がひどいダミ声になっています。体力のいる祭のようなので、若いうちに一度は参加してみたいと思いますが。
 
 さて、次は私が以前いました岡山県。ここには「日本三大奇祭」(らしい)とても変な祭があります。岡山県西大寺町という町ですが、毎年2月、岡山といえどやはり寒い、たまには雪も降るこんな2月に男ばっかり何千人、岡山県全体や県外からも参加して行われる「西大寺のはだか祭」。
 
 男ばかり、それも冬の寒い中フンドシ1つで陰陽2本の御神木を取り合うといった祭。御神木といっても、長さはわずか30~40cmぐらい。たった2本のその木をみんな必死になって取り合う祭。ただ、この祭、他と少し違うのは、木を取って神様の前までたどりついた人には、賞金と賞品がもらえるとか。
 
 おそらく昔は米か何かだったのでしょうけれど、今は現金らしい。なので、毎年チームを組んで参加しているプロのような人もいるという少し変わった祭。いくらもらえるか分かりませんが、真冬にフンドシで、右も左も男ばかりで、汗くさーい、男くさーい、足はふまれる、顔はなぐられる、ヒジは飛んでくる。私はあまり参加したくない祭。みなさんの中で参加してみたい人は、当日に現地で参加料を払えば、フンドシを貸してくれて参加できるそうなので、トライしてみては。
 
 楽しい祭は日本全国、世界中でもたくさんあると思います。猛牛に追われるスペインの牛追い、ブラジルのリオのカーニバル、ハロウィン、クリスマスも海外では一大イベントとなっています。
 
 みんな仕事したり、勉強するより、やっぱり集まってバカ騒ぎしたいんでしょうね。

J-PRESS 1998年 7月号